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★採用担当者blog★vol.128 オリンピック選手ではないけれど。
人財採用グループの佐々木です。
オリンピックが盛り上がっていますね!
その日の、その一瞬のために、全てを費やして挑むアスリート達のその姿に、心打たれる方も多いのではないでしょうか。
そんな姿は、男女問わず、素敵だなと感じます。
「こんな人になりたい」と、憧れをいだく子ども達も、たくさんいることでしょう。
先日、江東区で福祉のお仕事を目指す方向けの、就職説明会が行われました。
多くの事業者が参加する中、グローバルキッズのスタッフが一名、参加者のみなさんの前でスピーチをしました.
彼女はグローバルキッズで働き始めて3年目。保育士としてのキャリアは8年ほど。
とある江東区の園で、主任を務めています。
毎日保育園の中で働いている彼女。
毎日多くの子ども達の前に立っている彼女。
スピーチの内容は、これからこの業界を目指す人たち、復帰をされようとしている人たちに向けての言葉です。
それを今回はみなさんにご紹介したいと思います。
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私が保育士を目指すきっかけとなったのは、中学生の時の職場体験です。
実際に幼稚園の子どもと遊んだり、触れ合ってみたりすると楽しくて、そんな子ども達が「先生、先生!」と言って集まっていく
大好きな先生ってすごいな、いいなって思ったことが一番の理由です。
それから、すこしずつ保育士というい仕事に皆さんと同じように興味を持つようになりました。
実際に働いてみて感じることは、子どもの力はすごいなということです。
考える力や動く力を持っていて、その力を信じることで、一つずつ吸収して自分の力に変えていける力をもっています。
子どもは、わからないことも間違えることもたくさんあります。
でも、方法を教えたり気づかせてあげたりするだけで、自分の力で進んでいくことができるのです。
そんな子ども達と一緒にいることで、私自身、人間として成長させれられていると日々、感じています。
先生だからといって、何でもできなければいけないわけではありません。
一つずつ、一緒に悩んだり、考えたりして見つけていければいいのだと子ども達から学びました。
また、「先生」と言って笑顔で飛びついてきてくれる瞬間や、できなかったことができるようになった喜び、
笑ったり、泣いたりする時間を一緒に過ごせることが私にとってのやりがいです。
それから、子どもとの関わりと同じように重要なのが保護者との関わりです。
子どもと遊んだり、お世話をしたり、というのが世間一般のイメージかもしれませんが、
子どもを生んで育てているのは親であり、保護者ですから、一緒に協力して思いを共有していけるかが大切になってきます。
正直、大変なこともあります。子どもの様子の伝え方一つで誤解を招くこともあります。
でも、子どもに対する気持ちが一緒で、熱意が伝われば、その誤解は信頼関係に変えるきっかけにさえなります。
一番大事な子どもを軸に、嬉しいことも大変なことも共有できるなんて、何事にも代えがたいです。
そんな保護者から「安心して仕事に行けます」「預けてよかった、ありがとう」というお言葉をいただけた時にも、
この仕事を選んでよかったなと思える瞬間です。
一人として同じ子はいないので、一人ひとりが楽しいと思える保育園、
親御さんが心から預けててよかったと思ってもらえる保育園を"子ども達の未来のために"という理念のもと、
今後も築いていきたいと思っています。
皆さんの中には「子どもは好きだけどピアノが苦手だから」とか「大変そう・・・」
というイメージを持たれている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、それ以上に得られることや、魅力もあります。
先生と呼ばれる職業はたくさんありますが、その中でも保育士は人間の基盤となる一番大事な時期を一緒に過ごし、
これからの可能性を見出し、また、その先を見届ける楽しみがあります。
それはすごく貴重で、重要な役割を果たしています。こんな仕事は他にはないと思います。
そして、子どもが育つ環境の中で、一番近くにいるのは家族、次に私たち保育士、だと思っています。
お父さん、お母さんみたいになりたいと思うのと同じように、先生みたいになりたい、
大人って楽しそうって思ってもらえたら、凄く素敵なことではないでしょうか。
皆さんの中にも保育の道に進もうとしている方、まだ悩まれている方がいらっしゃると思いますが、
進路を決めていく上で、今日お話させていただいたことを少しでも参考にしていただけたら幸いです。
最後までお聞きいただき、ありがとうございました。
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彼女にこのスピーチをお願いした時、日々思っていることをそのまま話してほしいとお願いしました。
その中で、誠意をもって考えてくれたこの原稿を見たときに、素直に感動しました。
「こんな仕事は他にはないと思います」。
日々真摯に仕事に向き合い、また誇りに思っているからこそいえる言葉なのではないでしょうか。
ここ数年、この仕事を目指す多くの方にであってきました。
中には、様々な事情があり、この仕事を諦めた方、また迷っている方にも多く出会ってきました。
今回スピーチをしてくれた彼女も「正直、大変なこともあります。」と言っていましたし、
実際どんな仕事にも理想と現実のギャップはあるものだと思います。
しかしそれでもこの仕事を目指したいと思い、選択した人。
きっとそこには彼女の言うように「何事にも代えがたい」喜びも、同時に待っているのだと思います。
オリンピック選手ではなくても、子ども達の心には、身近にいる素敵な大人の姿が必ず刻まれるはずです。
今回はそんなグローバルキッズの素敵な仲間をご紹介させていただきました。
(佐々木)
★採用担当者blog★vol.127 食べることは生きること
人財採用グループ佐々木です。
先日とある園に行ったとき。
3歳くらいの男の子が先生に連れられて、もじもじとしながらやってきました。
「恥ずかしいの?」と先生。
何か私に聞きたいことがあるようです。
男の子が恥ずかしがったままなので、先生が代わりに言ってくれました。
「どうしたら、そんなに大きくなれますか?」
今までの人生で幾度となく聞かれた質問。
やはり170センチを超えている自分は、少々珍しい生命体なのかもしれません。
背の高い女性がメディアを賑わすことも増え、自分がマイノリティであることをわすれつつありました。
いいんです。マイノリティ万歳。
「牛乳をたくさん飲んだからだよ。」
我ながら、平凡な返しをしたと思います。
対大人であればここに「シイタケ」を付け加えるところなのですが、とりあえず子どもがイメージしやすそうなものをチョイスしてみました。
「牛乳だって!●●くん牛乳好きだからよかったね!」。
優しい先生の言葉に、男の子は嬉しそうに走り去って行きました。
僕も牛乳をたくさんのんで大きくなるぞ!と思ったのでしょうか。
その結果はまだ聞けていなのですが、ともかく、自分の身長が人様の役にたったという喜びを、ぼんやり感じた瞬間でした。
牛乳とシイタケはさておき、幼いころから一汁三菜の和食中心に育ててもらったことが
この身長と健康体に影響していることは間違いありません。
そして同じように、保育園や小学校で食べた給食の思い出も、大人になってもずっと残っています。
普段表にでることはあまりないかもしれませんが、
グローバルキッズにも「子ども達においしい給食をつくって、笑顔になってほしい。」
そんな風に思い、日々働いている調理スタッフがたくさんいます。
そして今年も、新卒としてその道で働くことを決めたメンバーが入社してきます。
先日、そんなメンバーの研修会が行われました。
当日は一日がかりで行われました。
場所は、ホシザキさんの本社ビルの一階です。
ホシザキさんには各園の調理器具でもいろいろとお世話になっています。
今回は研修で、全面的にご協力いただきました。
ありがとうございます。
内定式で顔を合わせているものの、まだまだ緊張気味のメンバー。
まずは調理実習。
本日はツナカレーと、コールスローサラダを作ります。
子ども達にも人気のメニューです。
本社の調理業務スタッフとともに、手分けをしてどんどん作業を進めます。
本社スタッフも現場を経験しているので、適格なアドバイスをしつつ、作業を見守ります。
いろいろな人に見られて、若干緊張気味のみなさん。
人に見られて料理をするのって、緊張しますよね。
テレビに出ている料理家のみなさんを尊敬します。
できたカレーはみんなで食べます。
残念ながら一旦不在にしていた私は、カレーを食べることができず。
好きな食べ物ベスト5位に入るくらい好きなカレーを食べることができず、残念でしたが、
食べたスタッフの感想は「やさしい味がしました・・・」でした。
さて、午後はマニュアルの読み合わせ。
事前に配られていたマニュアルを、皆で読み合わせます。
その後衛生講習など。
研修をうけたみなさんは、自分なりに課題を発見し、これから実際に働く上でのイメージを少しもてたようです。
この日学んだことは、まだまだ導入部分ではありますが、
これからはじまる日々に、ぜひ役立ててほしいです。
「食べることは生きること」。
グローバルキッズのホームページにも書かれている言葉です。
子ども達の「生きる力を育てる」ためにも、おいしい手作りの給食は欠かせません。
誰かと食卓を囲み、おいしく楽しくご飯を食べること。
その経験は、必ず子ども達の心を豊かにしていくはずです。
保育園は、多くのスタッフによって成り立っていますが、
そんな子ども達の豊かな心を育むために、縁の下の力持ちとなり、食卓を支えるスタッフの存在もまた大きいものです。
余談ですが、先日デスクに座っているAさんが、小さな何かを手にもち、じっと見つめていました。
「パパ、また買い食いしてるんでしょ?っていって、娘が作ってくれたんだ。」
小さな三角のおにぎり。
そのおにぎりに込められた気持ち。
それがAさんに与えた力は、私たちの想像をはるかに超えているのでしょう。
(佐々木)